ボクシングは世界中で人気のスポーツとして知られていますが、1対1でするスポーツなので、選手個人の評価がはっきりする傾向にあります。特に海外は試合に勝ったとしてもその過程まで細かく見られるので、せっかく勝っても日本では評価されるのに海外では評価されていないということが発生します。
そこでこの記事では、世界3階級制覇王者中谷潤人の海外の反応を紹介しています。ファイトマネーなど試合の事務回りに関する情報も紹介しているので、中谷潤人がファイトマネー含め海外でどのように評価されているのか気になる人はぜひご覧になってください。
中谷潤人に対する海外の反応とは?
世界3階級制覇王者中谷潤人に対する試合ごとの海外の反応について紹介していきたいと思います。
マリオ・アンドラーデ戦
2018年4月15日に行われた中谷潤人のマリオ・アンドラーデ戦は、えこひいきなのではという海外の反応が目立ちました。理由は恐らく8ラウンド目のバッティングのことでしょう。7ラウンド目までは双方ダウンを取られない互角の試合を繰り広げて、これは最終ラウンドまでもつれこむかと思われましたが、結果は8ラウンド目のバッティングによってマリオ・アンドラーデは負傷敗退となりました。ジャッジスコアは80対72と79対74と80対73です。
しかし、日本人目線で考えればバッティングがわざととは思えず、中谷潤人が左のパンチを出そうとしたところにマリオ・アンドラーデが避けようとしているように見えたので、アクシデントだと思います。ですが、一部の海外ファンからは判定結果を不服に思っているようで、スリップ扱いになったのはフェアだとしても故意にやったのではないかと言われています。
フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア戦
2022年11月1日に行われた中谷潤人とフランシスコ・ロドリゲス・ジュニアの戦いは、海外の反応も良かった試合として有名です。特に評価されたのは、ラウンド3でフランシスコ・ロドリゲス・ジュニアがスタンスを広めにとって中谷潤人との距離を開けているシーンが増えたところです。しかもただ距離を取っているのではなく、パンチの積極性は見られるものの、海外の反応では明らかにパンチを食らうのを嫌がっていると見られたようです。
そして4ラウンド目ではその姿勢を修正してきて前に出るシーンが多くなったものの、中谷潤人が冷静にカウンターを何発も当てているので、海外の反応も完全に中谷潤人側に傾いていたようです。その反応は試合結果にも反映されており、判定にはなったものの98対92と97対93と99対91で中谷潤人の判定勝ちとなっています。
アルヒ・コルテス戦
2023年9月18日に行われた中谷潤人とアルヒ・コルテスとの試合は、中谷潤人に対する海外の反応が2つに分かれたことが印象的でした。一番議論の標的になっているのは、ラウンド5で中谷潤人が奪った2度のダウンです。中谷潤人は右のフェイントで顔をガードさせ、がら空きになったボディへ強烈なパンチを浴びせダウンを奪っています。その後もラッシュを仕掛けて再度ダウンを奪いますが、決めきれずにラウンド5を終えています。
そのため、中谷潤人はなんでそこで決めきれないんだという声と、それに耐えて次のラウンドに繋いだアルヒ・コルテスを褒める声がありました。確かにラウンド5で決めきれなかった中谷潤人が次にダウンを奪うのはラウンド9なので、ボクシングファンとしてはラウンド5で気持ち良く終えたかったというのが海外の反応なのでしょう。また、一部で中谷潤人のレバーブローはキレがないという声が上がっており、現にレバー打ちが当たってはいるものの、ダメージがそんなに入っていないというシーンが何度もありました。
セバスチャン・エルナンデス戦
2025年12月27日に行われた中谷潤人のセバスチャン・エルナンデス戦は、数ある海外の反応の中でも一番困惑の声が上がっている試合です。下馬評では中谷潤人が優勢かと思われましたが、試合は思いのほか中谷潤人が苦戦しており、5ラウンド目あたりから顔が赤く腫れていました。しかも相手のセバスチャン・エルナンデスはどんな時でも前へくるボクシングをして、中谷潤人が距離を取るのを防ぐ巧みなボクシングをしていることが海外の反応でも高く評価されています。
そんなボクシングに中谷潤人は攻めにくそうなシーンが何度も見られ、海外の反応では逃げているのではとも言われています。確かに序盤こそ中谷潤人はセバスチャン・エルナンデス相手にクリーンヒットを何度も繰り出せていましたが、結局ダウンを奪えていません。そんな状況が何度もあったのに、結果は3対0で中谷潤人の判定勝ちなので、海外の反応は納得していなかったようです。正直筆者も納得していませんし、30戦以上も連続で勝っているのならもっとすっきり勝ってほしかったです。
中谷潤人のファイトマネーは?
2026年現在の中谷潤人のファイトマネーは4000万円と言われています。ここまで高くなった要因は、2024年2月24日に達成した三階級制覇からだと思われます。三階級制覇のボクサーは2026年までに40人以上存在しますが、日本でこれを達成したボクサーは数少なく、最後に達成したのは2018年の井上尚弥と田中恒成の記録なので、実に5年ぶりの快挙です。
しかも中谷潤人は三階級制覇を全勝で達成しており、同じ記録を持つのは田中恒成と井上尚弥のみです。そんな相手と戦えるのですから、ファイトマネーも相応に高くなりますよね。
中谷潤人の戦績について
中谷潤人の戦績は以下に紹介するように気持ち良いくらいKO勝ちが連続しており、2025年12月27日で32連続勝利を記録しています。中には判定までもつれ込む苦戦もありましたが、ボクシングファンが熱くなれるほどの活躍をしていることは確かです。
特に中谷潤人がWBC一度目の防衛のときに記録した1ラウンド2分37秒のKO劇は海外の反応も興奮した内容が多かった印象です。
| 対戦相手 | 結果 | 対戦時間 |
| 糸賀純一 | TKO | 1ラウンド1分33秒 |
| 小久保聡 | TKO | 4ラウンド1分06秒 |
| マグナム西田 | 判定3対0 | 4ラウンド |
| 富岡哲也 | TKO | 3ラウンド2分17秒 |
| ユッタナー・シーサケットパッタナー | TKO | 1ラウンド1分43秒 |
| 村松崇 | TKO | 2ラウンド0分15秒 |
| 田中公士 | TKO | 2ラウンド終了 |
| 山田大輔 | TKO | 1ラウンド1分40秒 |
| 矢吹正道 | 判定3対0 | 4ラウンド |
| ミンクワン・アールアールナコンパトム | TKO | 2ラウンド0分43秒 |
| ジョエル・タドゥラン | TKO | 4ラウンド0分53秒 |
| 工藤優雅 | 判定2対0 | 6ラウンド |
| ユーリ阿久井政悟 | TKO | 6ラウンド2分01秒 |
| ジェロニル・ボレス | TKO | 1ラウンド1分56秒 |
| マリオ・アンドラーデ | 負傷判定3対0 | 8ラウンド0分43秒 |
| デクスター・アリメンタ | KO | 3ラウンド0分36秒 |
| 小坂駿 | 判定3対0 | 8ラウンド |
| 望月直樹 | TKO | 9ラウンド0分23秒 |
| フィリップ・ルイス・クエルド | KO | 1ラウンド1分23秒 |
| ミラン・メリンド | TKO | 6ラウンド2分02秒 |
| ジーメル・マグラモ | KO | 8ラウンド2分10秒 |
| アンヘル・アコスタ | TKO | 4ラウンド0分32秒 |
| 山内涼太 | TKO | 8ラウンド2分20秒 |
| フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア | 判定3対0 | 10ラウンド |
| アンドリュー・モロニー | KO | 12ラウンド2分42秒 |
| アルヒ・コルテス | 判定3対0 | 12ラウンド |
| アレハンドロ・サンティアゴ | TKO | 6ラウンド1分12秒 |
| ビンセント・アストロラビオ | KO | 1ラウンド2分37秒 |
| ペッチ・CPフレッシュマート | TKO | 6ラウンド2分59秒 |
| デビッド・クエジャル | KO | 3ラウンド3分04秒 |
| 西田凌佑 | TKO | 6ラウンド終了 |
| セバスチャン・エルナンデス | 判定3対0 | 12ラウンド |
まとめ
中谷潤人は三階級制覇のボクサーとして、常に面白い試合を見せてくれる選手です。しかし、この記事で紹介したような判定勝ちの試合は海外の反応も辛辣なものが多く、特に2025年12月に開催されたセバスチャン・エルナンデス戦は思うところがあるファンも多いようです。
ですが判定でも結果は勝ちなので、中谷潤人にはこれからも連勝記録を伸ばしてほしいので、応援を続けようと思いました。















