今ボクシング界ではネクストモンスターの存在を探している人がいます。しかし、最初のモンスターのインパクトが強すぎた影響で、中々見つからないと未来のボクシング業界を危惧しているファンもいます。そこでこの記事では、世界が注目しているボクシング界の逸材とネクストモンスターの存在を考察した結果を紹介しています。果たしてボクシングファンが納得するような選手はいるのでしょうか?人気の階級を中心に筆者おすすめの選手も紹介していきたいと思います。
ネクストモンスターって何?
ネクストモンスターとは、井上尚弥と同程度もしくはそれ以上のボクサーの存在のことです。2026年6月現在の井上尚弥は引き続き負けなしの戦績を維持しているので、少なくともそれに近しい戦績を持っていることが条件です。加えてこれは個人的な希望ですが、少しヒール的な立ち回りをする選手が欲しいと思っている次第です。確かに井上尚弥はモンスターではありますが、メディア対応を見る限り人格も素晴らしい選手なので、もしネクストモンスターが出るなら少し悪魔的な立ち回りをする選手と戦ってほしいです。恐らくその時はメディアはこぞって天使と悪魔の戦いなんて宣伝文句を使うのではないでしょうか?
ネクストモンスターが現れて欲しい階級
個人的にネクストモンスターが現れてほしい階級は、ウェルター級とスーパーミドル級以上の階級です。理由はまだ日本人選手で世界王座を獲得していない階級だからです。日本人は体が小さい影響で、重量級選手の数が少なく国内タイトルですらあまり盛り上がっていません。井上尚弥もライトフライ級からスーパーバンタム級まで階級を上げてはいますが、重量級とはほど遠い階級です。しかし仮に重量級の日本人選手が現れたとしても、ファイトマネーの問題が出てきます。海外でタイトルを持っているボクサーはファイトマネーが非常に高く日本ではその金額を支払う能力のあるジムが恐らく存在しません。したがって、重量級のボクサーが現れるならスポンサーが食いつくほどのインパクトのある選手が望ましいとされています。
注目の日本人ネクストモンスター
日本人ボクサーの中でネクストモンスターの座を囁かれているのは、元WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人です。中谷潤人は、無敗の戦績を維持していたボクサーですが、井上尚弥との試合で負けてしまい初黒星をつけています。井上尚弥に負けたのにネクストモンスターと言われる理由は、12ラウンドまで戦い抜いたからです。井上尚弥と戦った選手の多くはTKOかKO負けで、12ラウンドまで戦い抜いた選手はそれほど多くはありません。しかも戦い抜いた選手は、メキシコやフィリピンなど、ボクシング強豪国の選手ばかりなので、中谷潤人も同程度なのではと海外からも注目されています。
次期4団体統一世界王者について
2026年6月現在注目されている次期4団体統一世界王者は、現WBA・WBC・WBO世界スーパーフライ級統一王者のジェシー・ロドリゲスです。日本時間6月14日には米国アリゾナ州でWBAバンタム級正規王者のアントニオバルガスと対戦予定で、2027年には井上尚弥と対戦予定とさえ言われています。ジェシー・ロドリゲスも、井上尚弥と同じく現在無敗のチャンピオンで、インファイト気味に切り込んでいくファイトスタイルが世界で注目されています。試合開始から積極的に攻めていくことが多く、12ラウンドまで戦い判定までもつれ込んだ試合は3試合しか存在しません。しかも判定結果は全て3対0で勝っているので、世界からはネクストモンスターの声が高まっています。
注目の2団体統一王者とは
2団体統一王者の中で2026年に特に注目されているのは、スーパーフェザー級王者のエマヌエル・ナバレッテです。日本時間3月のエドゥアルド・ヌニェスとの試合で勝利し、見事2団体統一王者に輝いています。しかもこの試合でエドゥアルド・ヌニェスは、相手選手をドクターストップに追い込むほど激しい連打を浴びせているので、ネクストモンスターの呼び声も高くなっています。今のところWBO世界スーパーバンタム級とWBO世界スーパーフェザー級でそれぞれ5回の防衛に成功しているので、このまま行けば2028年には4団体統一王者に輝くのではないかと海外でも話題になっています。
クルーザー級のネクストモンスター
クルーザー級のネクストモンスターは、現在WBAとWBO統一王者になっているデビッド・ベナビデスだと思います。2026年5月にヒルベルト・ラミレスとの試合に勝ち、クルーザー級のタイトルを獲得しているので、試合のダメージを考えれば4団体統一王者はまだ先だと思われます。しかし、32戦32勝26KOの成績はネクストモンスターと呼ぶには十分な戦績で、井上尚弥よりも4歳も年下なのでこれから先の進化も期待できます。ちなみに戦闘スタイルは序盤相手の体力があるときは、アウトボクシング気味に戦くことが多いようですが、後半相手が疲れてくるとインファイトに切り替えてくる試合展開が世界中のボクシングファンを唸らせています。
プロ1年目期待のネクストモンスター
2025年アマチュアからプロデビューを果たし、4戦3勝2KOの記録を持つ坪井智也もネクストモンスター候補だと思います。理由は2021年ボクシング世界選手権で金メダルを獲得しているからで、世界のボクシングファンからも注目されています。また、既に王座は返納していますが、プロデビューからわずか3ヶ月でWBOアジア太平洋バンタム級王座に輝いた実力は本物だと思います。アマチュアで131戦106勝していることを考えれば、近々複数のタイトルを所持する可能性も十分ありえることも加味して、ネクストモンスターの可能性があると筆者は判断しました。
さらに元アマチュアボクサーと言えば、藤木勇我の活躍も期待できると思います。世界ユース選手権金メダリストの記録をひっさげ、6月10日にプロデビュー戦をする予定で、メディアからも大きく注目されているので、試合結果によってはネクストモンスターと評価される可能性が十分あると思います。
まとめ
ネクストモンスターとは、井上尚弥に匹敵する強さを持つ新しいボクサーのことで、現在世界のボクシングファンから何人か候補に挙がっています。特に日本の中谷潤人は、負けたとは言え井上尚弥と互角の試合を繰り広げているので、ネクストモンスターの資格は十分あると思います。さらに、海外ではクルーザー級のデビッド・ベナビデスやスーパーフェザー級のエマヌエル・ナバレッテも統一王座に向けた動きが活発化しているので、ネクストモンスターと言えると思います。















