【階級推移】井上尚弥は何階級制覇する？適正階級や体重はどこまで上げるのか？

井上尚弥、通称「モンスター」。

彼は、プロボクシング界で最も注目されている選手の一人であり、その卓越した技術と圧倒的なパワーで、すでに4階級制覇を達成しています。

しかし、井上尚弥選手はどこまで階級を上げて、さらなる偉業を達成できるのでしょうか。

この記事では、井上尚弥選手が挑戦してきた階級や、彼の適正階級、今後の可能性について深掘りし、彼のオフの時の体重にも迫ります。

井上尚弥の現在までの階級推移を時系列に沿って紹介！

井上尚弥選手は、卓越した技術とパワーを駆使して、4階級制覇を達成した日本を代表するボクシング界のスター選手です。

ここでは彼のプロキャリアにおける階級の推移とその背景を、時系列に沿って紹介します。

1. ライトフライ級（WBC）

井上尚弥選手がプロデビューしてから初めて世界タイトルを獲得したのは、2014年4月6日のWBC世界ライトフライ級（49kg）でした。

この試合で井上尚弥選手はメキシコのアドリアン・エルナンデスを6ラウンドでTKOし、わずか6戦目で世界王者に輝きます。

彼は若干21歳でこの偉業を成し遂げ、世界中から注目を浴びました。

2. スーパーフライ級（WBO）

その後、井上尚弥選手は階級を一気に2階級上げ、2014年12月30日にWBO世界スーパーフライ級（52kg）タイトルに挑みました。

この試合では11度防衛していたアルゼンチンのオマール・ナルバエスをわずか2ラウンドでKOし、プロキャリア8戦目で2階級制覇を達成します。

この階級で井上尚弥選手は7度の防衛に成功し、その強さをさらに確立しました。

3. バンタム級（WBA、IBF、WBC、WBO）

2018年5月25日、井上尚弥選手はWBA世界バンタム級（53.5kg）のタイトルを獲得し、3階級制覇を成し遂げます。

ジェイミー・マクドネルとの試合では、わずか1ラウンドでTKO勝ちを収めました。

バンタム級ではその後も快進撃を続け、「2019年のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ（WBSS）」で優勝を果たし、さらにIBF、WBC、WBOのタイトルも獲得。

バンタム級での王座を統一し、3団体統一王者となりました。

4. スーパーバンタム級（WBC、WBO、IBF、WBAスーパー）

2023年7月25日、井上尚弥選手はスーパーバンタム級（55kg）に階級を上げ、WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルをスティーブン・フルトンとの試合で獲得します。

さらに、2023年12月26日には、WBAスーパー・IBFタイトル保持者のマーロン・タパレスを10ラウンドでKOし、4階級制覇とともに四団体統一王者となるという偉業を達成しました。

井上尚弥は何階級制覇する？体重はどこまで上げるのか？

井上尚弥選手は、これまでに4階級制覇を達成しており、その階級はライトフライ級（108ポンド）、スーパーフライ級（115ポンド）、バンタム級（118ポンド）、スーパーバンタム級（122ポンド）です。

この階級ごとのタイトル獲得は、彼の卓越した技術とフィジカルの強さを示しています。

彼の次なる挑戦は、フェザー級（126ポンド）まで上がることが現実的とされています。

フェザー級での対戦相手として、ロベイシ・ラミレスやルイス・アルベルト・ロペスなどの強豪が待ち構えており、井上尚弥選手のスピード、パワー、技術がフェザー級でも通用することは多くの専門家が予想しています。

ただし、それ以上の階級、例えばスーパーフェザー級（130ポンド）となると、井上尚弥選手の身長やリーチからくる体格的な不利が顕著になり、難しい挑戦になるかもしれません。

スーパーフェザー級の選手たちは、オシャキー・フォスターやジョー・コルディナといった大柄な選手が多く、井上尚弥選手がサイズの不利を克服するにはさらなる工夫が必要でしょう。

井上尚弥の適正階級はどこ？

井上尚弥選手の適正階級は、現在のスーパーバンタム級（122ポンド）が最も適していると言われています。

彼のボクシングスタイルは、攻撃力と防御力のバランスが取れており、特にパンチのスピードと精度は、どの階級でもトップクラスです。

スーパーバンタム級では、その攻撃力がさらに磨かれ、対戦相手に対して圧倒的な優位を保つことができています。

スーパーバンタム級での井上尚弥選手は、特にスティーブン・フルトンとの試合で8回TKO勝利を収め、さらなる階級制覇の可能性を見せました。

この階級での強さを維持しつつ、フェザー級でも十分に戦えるフィジカルを持っていることが、彼の強みです。

ただし、階級を上げるにつれて、減量の影響が少なくなることもあり、さらなるパンチ力の向上が期待されています。

井上尚弥のオフの時の体重って何kgくらいなの？

井上尚弥選手のオフ時の体重は、通常64kg程度と言われています。

これは、彼の競技階級に比べて10kg以上の増加となりますが、この体重管理はプロボクサーとして非常に重要です。

試合に向けて減量を行い、適正体重に合わせる過程で、彼は常にパフォーマンスを最大化するための調整を行っています。

井上尚弥選手自身も、減量が体に与える影響を十分に理解しており、階級を上げることで減量の負担が軽減され、より良いパフォーマンスが発揮できることを強調しています。

特に、ライトフライ級時代には減量が厳しかったとされていますが、スーパーバンタム級ではその苦労が少なくなり、試合でのコンディションも非常に良好です。

まとめ

井上尚弥選手はすでに4階級制覇を達成し、スーパーバンタム級では圧倒的な強さを見せています。

今後、フェザー級への挑戦も現実的な目標となっており、彼のフィジカルと技術を考えると、さらなる階級制覇も十分に期待できるでしょう。

オフの時の体重管理も含め、井上尚弥選手は自身のコンディションをしっかりと整え、新たな挑戦に向けて準備を進めています。次なる階級での彼の活躍に、ますます期待が高まります。